写真スタジオマールマールでアートの域まで高めた、“影”の描く記憶に残る記録を

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INTERVIEW

PHOTOGRAPHER

アートの域まで高めた、
“影”の描く記憶に残る記録

スタジオの照明・セッティングを担当した斉藤啓介さん。ベビー・キッズを中心に、雑誌や広告でプロカメラマンとして活躍する斉藤さんに、スタジオの照明とそこから生まれる世界観について聞いた。

Interview & text : Satsuki Gushiken

記憶に残る記録を、作品の域にまで高めたい

「スタジオの立ち上げに携わることになり、はじめに伝えられた要望はとてもハイレベルなもので、“他にはない、子どもの成長記録にとどまらない写真づくり”が、このスタジオのやろうとしていることでした。」

“子どもの記録を広告や雑誌のような、作品の域まで高めたい”という子ども写真の枠から大きくはみ出す思いに応えるために、他にはない世界観を表現できるライトを探すことからはじまったという。

他にない照明が作る、無二の作品

これまでに例のない試みに、自身の経験や知識だけでなく、専門店の機材に詳しいスタッフにも力を借りたという斉藤さん。

最終的に、専門スタッフも“スタジオなどの営業写真では、他で使っているのは見たことがない”というスポットに近いライトを採用。その理由は、ライトの描き出す“影”にあった。

陰影の作り込みが描く、一瞬の非日常

「影の質感を表現するために、ハイクオリティを追求してライトを選びました。フォトスタジオの手法としては、まんべんなく光が当たるようにフラットな光源が好まれるのですが、STUDIO MARLMARLでは映画でも使われるようなスポットに近いライトを採用。

あくまでも自然光のような広がりがありながら、陰影の濃淡から生まれるニュアンスによって非日常感を演出します。」
元気に動き回る子どもを撮影する時には、どこを向いても撮影できる環境を作るのが定石ですが、ここでは影の質感を重視し、作り込んだライティングをしている。

「撮影できる範囲は限られますが、限定と取捨選択によって研ぎ澄まされた作品が出来上がると信じています。」

影のある照明が生み出す世界観

自然光の明るい環境で、子どもの笑顔を切り取る—そんな“光”の表現する写真とは対照に、STUDIO MARLMARLの写真は “影”を駆使して子どもの姿を映し出す。

子どもの成長と思い出を大切に考える親にとって、フォトスタジオという選択肢がごく当たり前になった今でも、“影”を使って子どもの一瞬の表情を切り取るのは、ここだけといえるだろう。

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